空き缶は、捨てるのではなく資源として再利用できます。
空き缶つぶし機で、缶をプレスすることで、収集時の輸送経費が削減できます。
選別により分別し、資源として買い取ってもらいます。※スチールは鉄ですから「マグネくん」(UAシリーズ付属品、磁石)で吸着させ、選別できます。
アルミ缶は、溶かしてアルミ缶、アルミサッシ、自動車の部品などに再利用されます。
アルミ缶をつくるにはボーキサイトという天然資源が必要ですが、日本では産出しません。
リサイクルされた材料で不足する量は、ボーキサイトから作った新しい地金を追加しています。
この地金をつくるには多量の電気が必要であり、日本は、輸入に頼っています。
ボーキサイトから新たにつくるより、アルミ缶をリサイクルするほうが、資源を有効利用でき、エネルギーやコストが節約できます。
スチール缶は溶かして鉄鉱石・鉄スクラップなどと混ぜ建築資材、機械、鉄道のレール、スチール缶などの鉄製品にリサイクルされます。
鉄のもとは鉄鉱石という石で出来ており、鉄鉱石からつくるよりスチール缶から鉄をつくるほうがエネルギーを節約できます。
缶の中に、ジュースやビールなどの飲み残しがあった場合、中身は捨てて、ザッと缶を洗い水を切ってから潰しましょう。
空き缶を灰皿代わりにしてしまうと、資源として利用できなくなりますので、入れないようにしましょう。
プルタブもリサイクルできます。缶から外さずに、リサイクルしましょう。
■福祉施設や自治体、町内会、管理組合、婦人会
身体の不自由なの方の就労作業として、町内会、自治会などのボランティア活動として。
回収された空き缶は、つぶしたあと、回収業者に回収してもらいます。運搬時に圧縮されていますと一度に運べる量が多くなります。
■小・中学校
リサイクルの環境教育として。社会貢献として。
空き缶を潰して得た収益金で、車イスを購入し、福祉施設や老人ホームに寄贈されたりなどもされているようです。
地域の空き缶を集めることで、コミュニケーション能力を育てるということにも役立っています。
■ホテルや旅館などの宿泊施設
[客室から出る大量の空き缶処理に。
空き缶を潰すことで、保管のためのスペースも少なくてすみます。
■清掃業者、飲料メーカー
オフィスなどからでる空き缶の処理に。
運送時にかかる経費が削減できます。