冷たいプロポーズ


この本はタイトルだけで買ったわけではないですよ。
本の裏表紙を見て買ったのです。
十七歳のころから家出を繰り返すどうしようもない社長令嬢と結婚してくれたら次期社長の座を譲る、と社長に話を持ちかけられる有能な社員。

でタイトルが「冷たいプロポーズ」とくれば、なんかどろどろの話を期待してしまうではないですか。

アントニオという社員は、仕事も有能で美男で女にモテモテで女ったらしとウワサされる。
家出を繰り返す社長令嬢のペイジはとんでもないアバズレと思われている。

そのとんだアバズレをあばずれを押し付けられたはずなのにそれぞれは初対面から相思相愛で、女ったらしもアバズレもそれぞれがもしくは周囲が勝手に思い込んでいただけの事だった・・・なーんていうなんともあまーい、あまーい恋愛小説。

さすがにオールジャンルOKだと思っておりました自分にもちょっとこれはいくらなんでもあますぎました。

案外、映像の世界ではこういうのがうけるのかもしれませんね。

ということではやばやと失礼します。

冷たいプロポーズミランダ・リー 作 山本瑠美子 訳 (ハーレクイン・ロマンス・ベリーベスト8)