ダレン・シャンダレン・シャン著
ダレンシャンはようやく全12巻の最終まで発刊されましたね。
ダレンシャンが執筆する『ダレン・シャン』、かなりわくわくさせられました。
通常、こういう奇想天外な物語というのは「次はこうなるだろうな」という予測を大きく離れて、アッと言わされるものなのですが、このダレンシャンに関しては予測を大きくはずす事が無く、スティーブはあのまま登場しない訳がなく、大敵のバンパニーズ大王がまだ半バンパニーズである、という箇所を読んだ時からバンパニーズ大王の役柄にスティーブを持って来るだろう、という予測は大半の読者が持ったのではないでしょうか。
バンパニーズ大王との戦いの中でクレプスリーは死ぬんだろうなぁ、この予測も当り。
ところが、最後の最後は予測を裏切られてしまいました。
12巻目を読まれていない方の為にも最後を書くのはよろしく無いと思うので、書きませんが、その終り方は無いだろう・・・。正直な感想です。
感想文を書いていいと言われてたっけ。
本当に書いていいのかな?でもWEBサイトで発表される事を考えると最後はやはり書けません。残念!!
著者のダレンシャンはバンパイアのダレンシャンでいて欲しかった・・・。
ところで、これって児童向けの文学なのですか?
小学館から出ているという事は子供が読者の大半なのでしょうか。
その割りには結構、血も涙も無く殺戮シーンがありますが、そんなものなんでしょうかねぇ。
映画化の話も有りましたね。あれはどこへ行ってしまったんでしょう。映画化の話は進んでいるのでしょうか。
ハリーポッターの映画みたいに省略し過ぎで本を読んで無い人には理解不能みたいな映画ならやめた方がいいのではないか、と個人的には思ってしまいます。
反面、あの奇怪なサーカス、『シルク・ド・フリーク』がどう描かれるのか、観てみたい気もします。